2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

高蔵寺ニュータウンについて(その3)

「高蔵寺ニュータウンについて(その2)」から続く。 サンマルシェ内に設置された市民団体拠点施設「東部ほっとステーション」には現在、10団体が登録し活動を行っている。その中の一つ、NPO法人「高蔵寺ニュータウン再生市民会議」は、ニュータウンの計画立…

高蔵寺ニュータウンについて(その2)

「高蔵寺ニュータウンについて(その1)」から続く。 2016年3月に「高蔵寺リ・ニュータウン計画」が策定・公表された。計画期間は2025年までの10年間。「ほっとできるふるさとでありながら、新たな価値を提供し続ける“まち”であり続けること」(リ・ニュータ…

高蔵寺ニュータウンについて(その1)

都市住宅学会の機関紙「都市住宅学」第102号に、依頼を受けて、高蔵寺ニュータウンの最近の動向等に関する文章を書いた。著作権の問題もあるが、せっかくまとめたことでもあり、適当に改変しつつ、ここに掲載したい。 高蔵寺ニュータウンは、1968年に最初の…

多摩ニュータウンを歩いてきました。(その2)

「多摩ニュータウンを歩いてきました。(その1)」から続く。 エステート永山はURが分譲した中層マンションだが、エステート鶴牧にも似た感じで、緑が多く清楚な佇まい。その手前には高層の民間分譲マンションが並んでいる。そして歩道の南側、旧西永山中学…

多摩ニュータウンを歩いてきました。(その1)

先月の猛暑の最中、いやそれでも曇りがちで、名古屋に比べればまだしのぎやすい天気だった。上京する機会があり、ついでに多摩ニュータウンを歩いてきた。午前中に練馬区で用事があったため、その後、光が丘団地を見学。中心の商業施設IMAで食事をした後、少…

「都市の正義」が地方を壊す☆

○日本社会の人口減少は、地方のみならず首都圏を含めた国民全体の課題である。そして東京一極集中はこの国の構造そのものだから、首都・東京こそがこの問題の中心的な当事者であるはずだ。/にもかかわらず、国民の多くがこの地方創生をまるで対岸の火事のよ…

縮小まちづくり

米山秀隆と言えば、空き家問題の専門家というイメージがあるが、本書では空き家問題の前提となる都市の縮小・地域の縮小をテーマに、第1章・第2章ではエリアマネジメントやコンパクトシティ政策でいかに都市を縮小していくかを考え、第3章・第4章では縮小す…

地元経済を創りなおす

知人から勧められて読了。地域のお金は地域で回すようにしましょう、というのは、藻谷浩介が「里山資本主義」で述べていたことと同じ。これに、「漏れバケツ理論」や市町村単位の産業連関表、地域経済分析システム、地域内乗数効果とLM3などの理論やツールを…