2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一時のシェルター対策が住宅施策を混乱に陥れる恐れ

離職退去者に対する住宅提供ということで、公営住宅を提供する動きが年末から全国の自治体で始められている。派遣切りにより寮を追い出された離職退去者は若中年単身者が多いということで、本来、世帯向けと単身高齢者等しか入居対象としていなかった公営住…

住人十色

愛知ゆとりある住まい推進協議会が昨年で設立20周年を迎えた。その記念誌として発行されたのが本誌。昨年度まで、この本の企画と作成に関わっていたが、私の手を離れた今年度、後任者や作成に関わった皆さんの尽力の結果、思っていた以上に楽しい本として完…

景観を発見する

建築雑誌は昨年から二つの特集を設定しているのだそうだ。そういえばそうだったっけ。2009年1月号の第一特集は「新景観」。工場やダム等の土木構造物、団地など、機能第一で建設されてきた構造物に「景観」を感じ取り、ネットでの情報交換や写真集の発行、見…

住宅瑕疵担保履行法を考える

「建築ジャーナル 2008年12月号」が「住宅瑕疵担保履行法、素朴な疑問」と題した特集記事を組んでいる。建築ジャーナル誌は、行政に対して批判的なスタンスを取ることを専門誌としての基本的な編集方針としているので(一方で巻末の建築最新事情で取り上げる…