2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

小さな建築

隈研吾といえば竹や木など、自然素材を使った建築物を多く作ってきている印象がある。それはたぶん、人間の身体性に近いところで設計をしていきたいという意図があったのだろうと思うが、「小さな建築」というのは「身体性」に近い位置にある。 「はじめに」…

江戸の都市プランナー

「都市プランナー」というタイトルに騙された。歴史学者からすると、自治活動のリーダーは「都市プランナー」なのだろうか。出版社の戦略かもしれないが、せめて「江戸の都市行政家」位にしてほしかった。 本書は江戸末期の文化6年(1809)から安政5年(1858…

あの日からの建築

伊東豊雄という建築家はもちろん昔から知っていたけれど、やはり「せんだいメディアテーク」でガラッと変わったというイメージがある。本書は鈴木布美子というインタビュアーに対して話したことをまとめ、加筆・修正してできた、伊東豊雄の半生を振り返り、…

地震・津波災害に強いまちづくりガイドライン

中部地方整備局で「地震・津波災害に強いまちづくりガイドライン」の策定が進められている。先月18日に第6回検討委員会が開催され、中間とりまとめ(案)が提示された。先日、中部地方整備局の職員の方から内容について聞かせていただく機会があり、ある意味…