2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

人口減少時代における土地利用計画

序章、終章を除き、全部で25編の論文が収録されている。執筆者は共著者も含めて21名。そのうちの一人から格安で譲っていただいた。が、B5サイズ2段組に細かい活字でびっしりと専門的内容が詰まった本を読み進めていくのはしんどい。長い間机の上に放ってあり…

「大学町」出現

本書を読もうと思った動機は、筆者が名古屋大学出身だったから。最近、名古屋大学及び関係者と関わることが多くなった。キャンパスにも行くことが増えた。これまではただ通り過ぎるだけの場所だったが、最近は鏡が池を眺め、起伏のある地形を歩き、周辺の高…

持家政策を評価する視点と公共住宅の役割

藻谷浩介の「デフレの正体」の中に、「公営住宅と持家対策の2段階方式で成功した戦後の住宅政策を見習った医療福祉制度の構築」という提案がある。建築・都市計画関係者からはすこぶる評判の悪い日本の住宅政策を成功例として評価している点が気になっている…