2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

可児市桜ヶ丘ハイツの住民主導のまちづくり

「各務原の景観まちづくり」を見学した後、続いて可児市桜ヶ丘ハイツに向かった。ここは、住民主導で地区計画の策定や様々なまちづくり活動が展開されており、今期の都市住宅学会で学会賞を受賞することとなった地区である。推薦をされた名城大学の海道先生…

若者が希望を持てる社会づくり

「少子社会日本」や「希望格差社会」などを著し、報道ステーションなどのTVでも活躍する社会学者の山田昌弘氏の講演を聴いてきた。「若者が希望を持てる社会づくり」というタイトル。 「希望」とは精神的なものであり、お金の多寡に左右されるものではない。…

各務原の景観まちづくり

都市住宅学会中部支部の見学会で、岐阜県各務原市と可児市を見学した。秋の午後からの見学会で、明るい時間が短く、駆け足で巡ったものの可児市に着く頃はもう夕闇が迫り、あわただしい半日となった。まずは各務原の景観まちづくりから。 まず最初に、「学び…

オーストラリアの公共住宅施策

今年度、都市住宅学会中部支部の中に公共住宅部会が設置され、公営住宅を始めとする公共住宅制度の抱える課題や将来的なあり方等について検討を始めている。先週はオーストラリアのニューサウスウェールズ州における公営住宅施策について、話を伺った。報告…

フランスの景観を読む

フランスの景観・都市計画制度を、全体的な思想から制度の詳細に至るまで、丁寧に説明し、非常にわかりやすい本である。景観・保存・規制という言葉がタイトルに並ぶが、フランスの都市計画制度全体がそれらの言葉で説明されうる体系となっている。それは建…

建築半丈記

著者の永井規男氏は、関西大学の名誉教授にしてNPO法人古材文化の会(旧・古材バンクの会)理事長でもある建築史の先生である。本書も、先に読んだ吉田桂二氏の「家づくりの知恵」と同様、建築の先達によるお気楽なエッセイ集である。 建築史の学者らしく民…