2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

集合住宅物語

同潤会青山アパートを筆頭に、全部で39の集合住宅が訪問記録と豊富な写真で紹介されている。上下2段組み348ページの大部だが、半分近くは写真なので、思ったよりは早く読み進めることができる。 それにしても楽しい。冒頭の青山アパートや同じ同潤会の鴬谷ア…

地域は「自立」できるか

「はじめに」の冒頭、「この半世紀の間に、地方圏での生活は中小都市についても農山村についても、所得水準と生活環境の両方で確実に向上してきた。都市と地方の間には、統計でみる所得格差はあるが、一人あたり地域所得でみると先進諸国の中では格差が最も…

ニュータウン人・縁卓会議in高蔵寺

今年は春日井市政65周年にして高蔵寺ニュータウン入居開始40年目に当たる。こうした節目の時期に、多摩ニュータウン、千里ニュータウン、筑波研究学園都市と高蔵寺ニュータウンの居住者が一堂に集まり意見交換を行うイベント「ニュータウン人・縁卓会議」が…

鍼灸院談義—日本の暗い未来と医療制度

連休の狭間に体調を崩したところが五十肩を再発した。今度は今までほどにはひどくならなかったが、それでも3・4日とひたすら自宅で静養。グランパスは3連敗、ドラゴンズも負け越し。それで4日におなじみの鍼灸院へ行く。体調不良(胃腸風邪)とストレスが原…

環境共生住宅 シティファミリー志段味/県営山野田住宅

名古屋市が環境型社会対応住宅のモデルとして、芸術家・荒川修作をデザイナーに迎え建設した志段味循環型モデル住宅「シティファミリー志段味」。建設前からその奇抜なデザインはこの地域の専門家の注目を集めていたが、完成後も期間限定の試験入居募集を行…

郊外の社会学

先に読んだ「団地が死んでいく」では、「郊外団地を救うのはコミュニティ」という一般論が述べられていた。「コミュニティを再生する」とは耳に快い言葉だが、現代社会における郊外団地において「コミュニティ」とはなんだろうか。我々は郊外をいかに生きて…