2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

アフターコロナの都市の住まい☆

筆者の米山秀隆は、長く空き家・空き地問題について研究を続けている。2018年に読んだ「捨てられる土地と家」や「縮小まちづくり」は興味深かった。アフターコロナ禍で米山氏がどんな考察をしているか、興味があった。 本書のタイトルと同じ題名がついた序章…

日本近現代建築の歴史☆

筆者の経歴には「建築家」と書かれているが、どんな作品があるのか、私は知らない。主な著書に「白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか」とあり、こちらは数年前に読んだことがある。正直、日埜直彦という人のことをこれまでほとんど知らなかった。…

未来都市はムラに近似する

北山恒という建築家は、名前は知ってはいたが、どんな作品があるかまでははっきりとは知らなかった。本書は、横浜国立大退任時の最終講義とその後の論考、及び、北山氏が設計した二つの建物内に置いて、教え子である高橋一平、中川エリカの二人の若手建築家…