太田川駅前施設が完成

 昨年9月に東海市太田川駅西口に再開発ビル「ユウナル東海」が完成し、その完工式が行われた。その後、駅西広場が整備され、西側の15m歩道につながる歩道橋も完成した。これで太田川駅周辺の市による施設整備はひと段落。3月26日に関係者を集めて太田川駅前施設完成式典が開催された。
f:id:Toshi-shi:20160326105140j:plain
 当日は市長の挨拶や来賓祝辞などの後、大田保育園園児によるクス玉開きや三世代家族による駅西歩道橋渡り初め、さらに駅西歩道入口に設置されたシーサーの除幕式と沖縄伝統舞踊の披露があった。沖縄市東海市姉妹都市で、シーサーは沖縄市在住の伝統工芸士・宮城秀雄氏が制作したもの。
 東海市が作成した「太田川駅周辺のあゆみ」という冊子によれば、太田川駅周辺整備計画協議会の1回目の会合が開かれたのが昭和53年。それ以来、区画整理事業、鉄道立体事業、再開発事業、優良建築物等整備事業、さらには駅前広場や街路整備などあらゆる整備手法を駆使してここまで整備が進められた。
f:id:Toshi-shi:20160326110509j:plain
 私が初めて太田川駅を利用したのは15年位前ではないかと思う。その時には既に区画整理事業が始められていたと思うが、今も残る足立病院以外、駅の東側には何もなく、トボトボと市役所まで歩いていったことを思い出す。それからわずかの間にここまで整備されたのは本当にすごい。市長はさらに駅前にホテルを誘致したいと言っているらしい。既に大学が開校して、駅前の居酒屋はバイトやコンパの学生などで大いに盛り上がっていると聞く。インフラが整備された今、今後、太田川駅前がどんなふうに発展していくのか。これからの街の変化を楽しみにしたい。