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富山ライトレールと岩瀬大町

 一昨年のGWに富山・岩瀬に行った。この時は家族旅行で前日、砺波のチュッリップ公園に行って、高岡でお堀巡りの船で遊び、山町筋・金屋町の町並みを歩いた。さらに立山黒部アルペンルートに登る前の午前早い時間に岩瀬の町並みを慌ただしく歩いた。 Dsc01495

 今回は富山で会議があり、少し早めに富山に着いて、ライトレールに乗って岩瀬まで往復。今回も慌ただしかったが、富山駅を降りたらちょうど出発のポートラムに間に合って、予定よりも15分早く東岩瀬駅に到着。おかげで岩瀬で昼食を取ることができた。

 ポートラムの停車場は富山駅北口の目の前、駅前広場に奥深く入り込んでいる。車両は噂どおりの低床構造。2両編成。7色7種類の外観。車両内も左右に2席と1.5席のアンバランスな配置、横座りシートもあって変化に富み楽しい。 Dsc01500

 粟島(大坂屋ショップ前)という電停で買い物かごを下げた主婦らが大勢乗り込んでくる。たまたま隣に座ったおじいさんに話しかけてみる。「岩瀬の町を歩くには、どこで降りたらいいんですか?」

 すると「東岩瀬がいい」と教えてくれる。「ポートラムができて便利になりましたか?」「ポートラムは15分に1本出ているから便利だ。昔は2時間に1本位だった。」「電停の近くの家はいいが、ポートラムができる前はバスが運行され、もっと近い距離にバス停があった。だから不便になったところもある。」などと気さくに話してもらった。

Dsc01509 東岩瀬駅はレトロな駅舎だ。旧富山港線時代の駅舎を残している。信号を渡り、曲がりくねった道を行くと、旧北国街道、岩瀬大町・新川町通りに出る。平日の昼前は人通りもまばら。佐藤釣具店は元廻船問屋を営んでいた家屋だ。竹で作られたスムシコがきれい。そば処丹生庵は手打ちそばの店。かつては木材店だったそうだが、瓦の端を埋め込んだ入口の土間。ガラス扉の向こうにオートバイが飾られているのが面白い。その隣には富山信用金庫。こちらはRC造の建物だが、1階部分を景観に配慮して商家風に作っている。 Dsc01518

 その向かいに、路地を挟んできれいに修景された建物が並んでいる。舛田酒造店だ。スムシコで覆われた壁面がきれい。路地の奥には高い煙突がそびえる酒蔵がある。通りに戻ってさらに進むと、国指定重要文化財に指定された森家。ここは前に来た時に見学した。軒下に掲げられたガス灯が印象的。

 向かい側にはギャラリー岳。そして岩瀬大町公園。森家の隣は馬場家。こちらも見事。そして馬場家土蔵群。満了寺は馬場家当主の寺だそうだが、どこか洋館ぽい作りだ。

 その後も廻船問屋の町並みが続く。庭の大木の緑との比較が美しい。通りを突き当たりまで歩き、戻ってきた。もう一度町並みを堪能しながら。お昼は「そば処丹生庵」でそばを食べる。おいしい。落ち着いた雰囲気もいい。

Dsc01532 その後、ポートラムに乗って富山駅まで戻り、地下道を通って南口に出て、今度はセントラムに乗った。こちらは富山地方鉄道が運行する路面電車。このうち環状線を走るのはセントラム。富山市の路面電車はこの環状線の他に南富山駅前と大学前を結ぶ路線があり、このうち南富山駅前と富山駅前間にはサントラムという新型車両が運行されている。その他はレトロな市電タイプ。さまざまな路面電車が楽しめるのも面白い。

●参考

 まちなみ・あれこれ●「岩瀬大町の町並みと夕暮れの五箇山」

 マイフォト●「富山ライトレールと岩瀬大町」