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知多半田駅前 CLACITY HANDA

まちづくり・あれこれ
Imgp5736 久し振りに名鉄知多半田駅に降り立ったところが、ホームから見られる景色が大変貌を遂げていてびっくりした。知多半田駅前地区市街地再開発事業が完了し、再開発ビル「クラシティ半田」が完成オープンしたことは知っていたが、こんなにすごいとは思っていなかった。  5年ほど前に建築学会東海支部住宅部会で訪れたときはまだ再開発ビルは着工もされておらず、駅前通りにはまだ商業店舗が建ち並んでいた。その時の見学会の状況を見てもらうと、その変貌ぶりと私の驚きが理解してもらえるであろうか。その当時の「半田市の中心市街地」を巡って交わされた説明と議論では、TMOとして設立された株式会社タウンマネージメント半田が、株式会社方式で大変意欲的かつうまく動いていることに感心した記憶がある。 Imgp5738 さて、クラシティ半田である。知田半田駅の改札を出ると、そのまま長いデッキがクラシティ半田に向かって伸びている。そののびのび感が気持ちいい。駅前ロータリーを見下ろしつつ数十メートルも歩くと、クラシティ半田の中に吸い込まれる。入った正面に半田市市民活動支援センターのカウンターがある。が、子育て支援センターも併設されており、子供たちの声が響いて、明るくなごんだ雰囲気がする。入ってすぐ右手にはカフェ、左手はギャラリーとなっており、外からの光に満ちて気持ちいい。ちなみにここは3階。右手奥のエレベーターで1階、2階に降りると、飲食店や美容室、雑貨、ベーカリー等の小口のテナントが並び、けっこう賑わっている。フロアの南北に知多信用金庫三菱東京UFJ銀行が立地していることも客足を集めている要因かもしれない。 Imgp5732 4階、5階は市営駐車場となっており、7階から17階までは(株)大京による分譲マンション「ライオンズタワー半田」となっている。設計は(株)アール・アイ・エーで2007年度グッドデザイン賞を受賞している。  昼は少し足を伸ばして、T's CAFE まで行く。と言ってもホンの200mほど。旧中埜家住宅の洋館は、前に訪れたときのままの姿を見せている。スリッパに履き替えてランチをいただく。おいしい。 Imgp5748 食事後、駅まで戻り、区画整理地区を一巡りしてみる。駅前広場を廻り、クラシティ半田の南側の道路を東に向かう。片側1車線に電線地中化された気持ちのよい道だが、銀行の支店が建っているだけで、まだまだ空き地が目立つ。空き地を見下ろすように、高層アパートがここかしこに林立している。戸建て住宅地が並ぶ中にそびえるホテルがある。耐震偽装事件の被害者としてたびたびマスコミに顔を出していたセンターワンホテルだ。結局、被害者面して同情を集め、またこうして立派なホテルを建てたとすれば、なかなかのやり手と言える。周りの低層住宅を睥睨するあたりが人間性を表しているかのように感じる。  区画整理地区の東端の県道名古屋半田線も北側半分ほどは拡幅工事が終わり、マンションや商店、住宅などが建設されてきている。 Imgp5756 クラシティ半田の北側の道を駅に向かって歩くと、瓦屋根をのせ蔵造りを模した交番が見えてきた。そういえばこの道がかつての商店街通りだった。こちらも電線地中化されかつての面影はない。全く別の街が出来上がりつつある。通りに面して広い駐車場を開いたコンビニの角に小さな蔵がある。コンビニ側に廻ってみるとお稲荷さんが祀られていた。なんかとってもキッチュで不思議な感じ。  ぐるっと廻ってほんの30分ほど。クラシティ半田がとにかく印象的。あとは今後どんな街になっていくのか、乞うご期待といったところ。しかし改めて区画整理は全く新しい街をつくる事業だということを感じた。この街がかつてのように賑やかになるだろうか、と考えるのは間違っている。全く新しい街をつくるのは全く新しい人と時間だと思い知るべきだ。この街の未来はこの街を使う人たちのがんばりによるということだろう。クラシティ半田はとりあえず正しい布石を投じたと評価してよいのではないか。
その他の画像は、マイフォト「知多半田駅前 CLACITY HANDA」をごらんください。 (参考) 半田市の中心市街地 【中心市街地すまい研究会】 半田のまちなみ見学 【まちなみ・あれこれ】