まち遊び日記

熱海のリノベーションまちづくり

先日、都市住宅学会中部支部の主催で、熱海でまちづくり事業を展開する市来広一郎氏の講演会が開催された。中心市街地活性化の事例としてビジネス界では超有名人ということだったが、恥ずかしながら私は噂程度にしか知らなかった。著書「熱海の奇跡」は後日…

若きプランナーが目指した高蔵寺ニュータウンの未来像

日本都市計画学会とUR都市機構の共催で、「高蔵寺ニュータウン50周年記念事業 公開研究会」が開催された。「高蔵寺ニュータウン草創期の話」で伺った筑波大名誉教授の土肥博至先生と、同時期に津端氏の元で高蔵寺ニュータウンの構想づくりに携わった元九州芸…

今年は高蔵寺ニュータウン、次の半世紀の始まり

昨年は多摩ニュータウンや港北ニュータウンなどを見学。そして高蔵寺ニュータウンは50周年を迎えた。今年は51年目。新たな半世紀が始まる。今年のお正月は久しぶりに家で迎えた。朝のウォーキングに少し足を伸ばして、近くの白山神社と円福寺まで行ってきた…

第三セクターとエリア・マネジメントについて

地元県市と公益企業等が出資をして設立されたいわゆる第三セクターで、主には商業施設の管理運営を行っている会社がある。近頃、地元市が主導して、その商業施設を含む地域のエリア・マネジメントを行うために、まちづくり会社を設立した。地元商工会議所等…

人口減少社会の中で都市撤退の作法はあるか

上記タイトルのシンポジウムに参加した。12月8日に開催された都市住宅学会大会(名古屋)のメインシンポジウムだ。パネラーは次の5人。海道清信氏(名城大学教授)、唐渡広志氏(富山大学経済学部教授)、吉岡初浩氏(愛知県高浜市長)、市原正人氏((株)ナ…

「住宅団地再生」連絡会議in高蔵寺

今年は高蔵寺ニュータウン入居開始50周年ということで、様々な催しが開かれている。6月には、ニュータウンで最初に入居が始まった藤山台地区の住民有志による「藤山台50周年記念式典が高蔵寺まなびと交流センター「グルッポふじとう」体育館で開催された。 …

「(遊)OZAKI組 Homepage」の閉鎖について

「Yahoo!ジオシティーズ」から2019年3月末でホームページを終了する旨の連絡が届きました。この「(遊)OZAKI組」blogの過去ログは、右サイドの「リンク」にあるホームページ「(遊)OZAKI組 Homepage」に掲載していますが、「Yahoo!ジオシティーズ」ホームペー…

近居とは ― 不十分な社会支援と不安定な家族支援の狭間

先日、「郊外住宅団地における多世代居住の可能性と近居実態」と題する講演会に行ってきた。旧日本住宅公団が昭和43年から横浜市で開発をした左近山団地における近居実態の調査結果を報告したもので、団地入居者の近居率や外出頻度などを調査した上で、近居…

「春日井市を元気にするアイデア」募集

春日井商工会議所が創立50周年を記念して、昨夏から「春日井市を元気にするアイデア」の募集をしていた。先週末に開催された50周年記念大会で表彰式が行われ、私の提案を最優秀賞に選考いただいた。入選までは知っていたが、最優秀賞は当日、壇上で初めて発…

高蔵寺ニュータウン草創期の話

映画「人生フルーツ」が全国的にヒットして、津端修一夫妻のことは高蔵寺ニュータウン内でも大きな話題になっている。先日は妻が、正月に東海TVで再放送された番組を録画して友人と鑑賞会をしていた。私も、社内の本棚にあった「高蔵寺ニュータウン計画」(…

郡上八幡と大鍬宿の空き家対策

都市住宅学会中部支部の講演会に行ってきた。テーマは中山間地の空き家対策。岐阜県郡上市郡上八幡と瑞浪市大湫町のまちづくりについて話を聞いた。 最初は、「一般財団法人 郡上八幡産業振興公社」専務の武藤さんから、「郡上八幡のまちづくりと空き家対策…

今年もよろしくお願いします

人口減少時代の都市計画・まちづくり

首都大学東京の饗庭教授の講演を聞いてきた。名工大のコミュニティ創成教育研究センターが主催するコミュニティ工学ワークショップの一つでテーマは「人口減少時代の都市計画・まちづくり」。饗庭先生は2014年に発行された「白熱講義 これからの日本に都市計…

エリアマネジメントから考える住宅・マンション・団地の再生

表記のタイトルのシンポジウムに参加した。前半に、東大教授の松村秀一氏による「エリアの再生と団地・マンション」と題する講演と、弁護士の花井増實氏による「高齢者のマンションライフと法制度・公的支援」と題する講演があり、後半は講演された二人に、…

リバースモーゲージ型住宅ローン

先日、住宅金融支援機構の方から、住宅融資保険を活用した「リバースモーゲージ型住宅ローン」の概要などについて話を聞く機会があった。「リバースモーゲージ型住宅ローン」とは、60歳以上の方が居住住宅を担保に、金融機関から融資を受けて、死亡時までは…

「計画的縮退」について

facebookで若い昔の同僚と議論をした。 先に書いた「町を住みこなす」の後半で、高蔵寺ニュータウンの地域循環居住について書いたが、そこから「計画的縮退」について派生した。 彼が「そろそろ『計画的縮退』が必要だ」というのに対して、私からは「行政的…

建築士制度の矛盾

新年早々、建築士のあり方について議論をしてしまった。 昨今、ゼネコンでは建築系学科を卒業した社員に、一級建築士よりも一級建築施工管理技士を取得するよう勧めることが多い。一定規模以上の工事現場には監理技術者を配置する必要があるが、監理技術者の…

あけましておめでとうございます

今年は変革の年。さて、4月以降、どんな人生が待っているのか。楽しみでもあり、悩んでいます。いずれにせよ、常に前向きでいたいものです。責任感を持って、楽観的に。

京都空き家セミナー(京都・六原における空き家対策の取組)

京都市及び京都六原学区における空き家対策についてのセミナーがあり、聴講してきた。なかなか楽しく、かつ勉強になるセミナーだった。以下、その概要を記録に留めておく。 まず京都市役所からは都市計画局まち再生・創造推進室密集市街地・細街路対策課長の…

「さしがね」や「墨壷」って見たことあるだろうか?

公益財団法人「竹中大工道具館」の赤尾館長の講演を聞く機会があった。テーマは「大工道具の歴史とものつくり」。新神戸駅隣に立地する「竹中大工道具館」は建築関係者なら一度は訪ねておきたいところ。建築士会の会報誌「建築士」でも昨年6月から12月にかけ…

地震の記憶

熊本地震の揺れがなかなか収束しない。今回の地震は、最初の前震では直下型断層地震ということで建物被害は地域限定的だったが、その後に大きな本震が襲い、前震で緩んだ建物が崩壊するという被害が多数起きている。今後の余震でさらに崩壊する建物が増えな…

既存ストックの福祉的活用

数週間前に「既存ストックの福祉的活用」について、金城学院大学の加藤準教授の講演を聞く機会があった。先生は建築計画が専門で、自ら設計したケアホームやデイサービスセンターの紹介をされた後、地域包括ケア時代の福祉施設について説明があった。ここで…

空き家の管理・活用について考える。

先日、都市住宅学会東海支部の公共住宅部会で空き家問題について議論が盛り上がった。空き家対策と言えば除却と活用が二本柱として掲げられる。先日施行された空き家特措法では老朽化した特定空き家への対策が主に強化されたが、一方で活用の促進も重要と言…

孤立死対策は回覧板が一番! そして、民間型シルバーハウジングについて考えた。

先日友人と話していたら、彼の町内で孤立死があったという話になった。ちょうど彼の家が町内会の役員(班長)に当たっていて、回覧板を回したが、いつまで経っても帰ってこない。数軒先の方に聞くと「うちにはまだ回っていないよ」という返事。どうやら一人…

住宅リフォームにあたり耐震化を目指さない世帯が増えている?

名城大学の高井先生を中心に住宅リフォーム産業の動向などを研究する会のメンバーに加えてもらっている。先日は愛知ゆとりある住まい推進協議会が実施している「わが家のリフォームコンクール」の応募作品を対象に住宅リフォームの傾向について分析した結果…

人口減少期は持ち家の時代?

先日テレビを見ていたら、芸人の「小島よしお」が幼稚園児などに大人気で子供向けのイベントで引っ張りだこだと紹介していた。主な営業先の一覧が提示され、その中に名古屋近郊の住宅展示場があってびっくりした。最近、ハウスメーカーの方と話す機会があり…

金沢市の歴史的建物を活かしたまちづくり

都市住宅学会中部支部恒例の総会・講演会に参加した。今年の講師は金沢大名誉教授の川上光彦氏。先生は金沢市出身で、京大で学んだ後、郷里の金沢大に赴任し退官したという金沢一筋の方だ。達磨さんのような茫洋とした風貌はさすが加賀百万石の風情を感じさ…

空き家対策と活用促進

少し前に一般社団法人地域問題研究所開催の「空き家問題の見通しと対策~空き家の有効活用策」というセミナーに参加した。忘れる前にメモを起こしておこう。 講師は3名。まず、富士通総研の米山秀隆氏。空き家問題についての著書もあるこの分野の第一人者だ…

サービス付き高齢者向け住宅は「住宅」なのか、「施設」なのか

先日、サービス付き高齢者向け住宅を調査した名古屋大学のM生、Hさんの発表を聞く機会があった。昨年5月時点で登録されていた愛知県内のサービス付き高齢者向け住宅174件5994戸を対象に、立地や家賃・サービス料、住宅の形態(専用設備の状況)などを変数に…

住宅地における多様性の獲得

東京大学の大月教授の講演を聞きに行った。大月教授と言えば昨年「近居」を出版した。これを読んで、近居の実態や意義についてきちんと評価し、住宅政策に反映していくことが必要ではないかと思った。そういう意味で大いに期待して講演会に参加した。しかし…